おぢさんは、手紙に掛ける時間や過程を大切にしている。
本人も云うし、詩のも書かれているが、手紙の下書きに込められた想いを感じるらしい。
云いたい事はわかるけれど、実はこの考えはあまり好きではない。

だって、下書きは他の紙にしろと云いたいから。
鉛筆の線を消しても筆圧の跡が残った便せんは美しく無い。何度も直せば、消しゴムが紙を悪くする。
だから、鉛筆でも下書きは、本番の紙(便せん)にするべきではない。
下書きではなくても、手紙の筆記用具が鉛筆はマナー違反だしね。(←許されるのはギリギリ中学生迄)

それにさ、下書きの跡が残っている手紙を出すのは、手紙に時間をかけました!と云っているみたいで「私髪を切りました」を相手に伝える位、不躾な気がしてしまう。

手紙の下書きは、ペンで書き、気に入らなかったら便せんを変える!贅沢なやり方かもしれないが、手紙に掛けた時間と便せんは、相手に送らずに自分だけ解っていればイイじゃない!!便せんがもったいないなら、他の紙に下書きをして、まとまってから本番にすればイイでしょ。

おぢさんの、手紙に対する想いは、セイヤングの葉書に偏るかもしれないが、中学生迄なら納得しよう。でも、それ以上なら考えようよ。

手紙に掛けた時間は、相手は知らなくてイイ。これは、手紙に込めなくて良いものだと思う。